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氣づきプレゼンターみきっぺのブログ♪

言霊学「母音・半母音」「父音」とは~加筆修正版~

言霊学による古事記読み解きは

前記事までで七柱の神々が

指月の指となっている

言霊ウアワオヲエヱまで

進めてまいりました。

※指月の指とは

 月を示す指にとらわれ

 月そのものを見ていないことのたとえ

 

ここで今回は

母音・半母音について少し復習と

さらに新しく登場する

父音について解説してまいります。

 

最初に生まれた言霊ウ。

これはまだ何かの拍子で

そこに発生しただけの

単体の意識であって

主客の区別が無い状態です。

 

これから言霊ウの

細胞分裂のような動きが

どんどん起こってくるわけですが

ウ自体はまだ

分裂していない状態なので

主体である母音のア行にも

客体であるワ行にも

ただそのままのウとして

存在することになります。

 

母音の発声は

口の開き方を変えるだけで

口の中の動きは必要としません。

口を開けただけで

発声できるのが母音です。

 

一方で半母音は最初の音である

ウに続けて母音を出す音ですね。

 

ウとアの口の開きを

瞬時に行うことでワとなり

ウとイの口の開きを

瞬時に連続して動かし

発声するとウィ

つまりヰとなります。

 

母音であるアイウエオを客体として

つまり鏡に映してみたのが

ワヰウヱヲです。

 

鏡に映っている側を

動かそうと思っても

その本体の方を動かさなくては

変化は起きません。

 

鏡に映っている方は

本体に変化が起きなければ

何も変わることはありません。

 

母なる大地である大地も

そこに種が蒔かれなければ

根を張ることも

芽を出すこともなく

ただそこにそれとしてあるのみです。

 

何かしらの働きかけが起きなくては

何の動きも見せない母音。

 

何の動きも見せない母音を

鏡に映してみたところで

当然動きようもない半母音。

 

なのでそれぞれにただあるだけの

独神ひとりがみとされているわけです。

 

しかし私たちは

この母音・半母音以外にも

音声を持っていますよね。

 

これらはどのようにして

発声されているでしょうか?

 

この母音にかかる音があって

他の声音が生まれてきます。

 

一般的に子音と言われている

KSTNHMYRがそれです。

これを言霊学では父韻と言います。

これは韻であり音声にはなりません。

 

KとAでカ

TとUでツ…というように

声にならない韻と

母音の組み合わせで

他の声音というものが生まれます。

 

私たちは何かをしようとする時

その前提として意図をしますよね?

 

この意図が無ければ

何も生み出すことがなく

何も生み出さないとすれば

何も変化を起こすことがないわけです。

 

子供を作ろうと思えばまず

その意志とその意志を受け継ぐ精子と

それを受け入れる卵子が

必要となりますよね?

 

創造意志を受け継いだ精子が

母体となる卵子に結びつき

受精して子が生まれます。

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これと同じことだと思いませんか?

 

この創造意志こそが

まだ登場していない

言霊のイ・ヰであって

その創造意志と

精なる子の音が組み合わさって

父の働きを見せるわけです。

 

これで

K×ⅰでキ S×ⅰでシ

T×ⅰでチ N×ⅰでニ

H×ⅰでヒ M×ⅰでミ

Y×ⅰでイ R×ⅰでリ

キシチニヒミイリの八音ができ

これが父音と呼ばれる言霊になります。

 

そうしてやがて

父音と母音のかけ合わせより

たくさんの声音が

生まれてくることとなります。

 

古事記に出てくる順番としては

チイキミシリヒニとなっており

チとイ

キとミ

シとリ

ヒとニ

という組み合わせで登場します。

 

この組み合わせの関係性は

作用・反作用のような関係です。

 

何かを押せば押しただけ

押し返してくる力を感じますよね?

車やジェットコースターなどで

高速で前に進むと

後ろに押し返されるような力を感じます。

 

この世界はどうにもこうにも

バランスを保とうとする働きがあるようで

プラスに生じればその分

どこかでマイナスが起きます。

 

だから失ったものが大きければ

得るものも多く

その反対もまた然りというわけです。

 

大きく息を吐けば

その分大きく吸える。

出し惜しみしていては

自分に戻ってくる分も少ない

…ということになりますね(笑)

 

私は宗教に詳しくないのですが

「古事記と言霊」によると

ちなみにこの八つの父音は

神道でいうところの

天之御柱あめのみはしら国之御柱くにのみはしらを繋ぐ

天之浮橋あめのうきはしであり

仏教では此岸(この世)と

彼岸(あの世)を繋ぐ石橋しゃっきょう

易経では乾兌離震巽坎艮坤けんだりしんそんかんごんこんの八卦。

キリスト教においては

「我わが虹を雲の内に起こさん。

 これ我と世との間の契約のしるしなるべし。

 (創世記九章)」とエホバの虹という言葉で

伝えられているものらしいです。

 

こう考えると宗教は数々あれど

大元は一つに繋がっているように

思えてきませんか?

 

さて今回は母体であり

ただそれだけでは

何の変化も起こさない母音・半母音と

創造意志である父音について

解説してきましたが

いかがでしたでしょうか?

 

よくわからない点や

自分はこう思う!などあれば

どんなに小さなことでも

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またお問合せフォームから

ぜひご連絡ください。

一緒に学んでいきましょう。

 

次回からは父音である

八つの言霊についての

解説となります。

 

今回も最後までお読みいただき

ありがとうございました(^▽^)♡

 

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