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氣づきプレゼンターみきっぺのブログ♪

言霊学「子音創生」②~大戸日別の神・天の吹男の神とは~

あなたは鏡の中の自分を見て

変えよう・整えようと思ったら

鏡の中に手を突っ込みますか?

 

現象というのは

自分の内側が

映し出されているに過ぎないのに

何とかその現象を変えようと

アレコレ試行錯誤するのは

まさに鏡の中に手を突っ込もうとする

いかにも愚かしい行い。

 

言霊学は精神構造を知る学問。

古事記はその教科書でした。

 

精神状態によって

見える世界が変わるのだから

精神構造を知り

精神状態を意識的に操作して

自分自身を整え

素晴らしい世の中を生み出すのが

神的な生き方であり

現代を生きる私たちの使命です。

 

今回も古事記本文の読み解きを進めます。

 

既に国を生みへて

さらに神を生みたまひき。

かれ生みたまふ神の名は

大事忍男おほことおしをの神。

次に石土毘古いはつちひこの神を生みたまひ

次に石巣比売いはすひめの神を生みたまひ

次に大戸日別おほとひわけの神を生みたまひ

次にあめ吹男ふきをの神を生みたまひ

次に大屋毘古おほやひこの神を生みたまひ

次に風津木別かざもつわけ忍男おしをの神を生みたまひ

次に海の神名は大綿津見おほわたつみの神を生みたまひ

次に水戸みなとの神名は速秋津日子はやあきつひこの神

次に妹速秋津比売いもはやあきつひめの神を生みたまふ。

 

大戸日別の神が指月の指となる

言霊はツです。

大いなる十の日(霊・神意識)が

先天の世界を押し分けて出てくる様子を

この神名で表しています。

 

大いなる十の日とは

創造意志である親音と八父韻の

十の創造知性のことです。

 

私たちには顕在意識と

潜在意識がありますね。

例えば体温の維持や血圧や心拍数など

自分で意識して調整することはできず

それは潜在意識という

私たちが自覚できない領域で行われています。

 

この領域で行われていることが

やがて思考や現象となって現れ

やっと自覚する段階に至ります。

 

食後にいちいち消化の過程を

意識している人はまずいないと思いますが

でもそれは確実に行われていて

やがて便意を感じたり

エネルギー不足を脳が検知すると

空腹を感じて言葉で思考し

行動に転じていくわけです。

 

身体のしくみのみならず

何事においても

自覚できないところの働きがあって

自覚できる思考や現象になるのであって

何の根拠もなく

突然に何かが起きるということは

実はあり得ないことなのです。

 

このように潜在意識または

集合無意識の中で

行われている働きが

いよいよ思考となって現れ出ようとする

段階を言霊ツが担っているのです。

 

タで肉体に入って誕生し

トヨの十四言霊を装備しています。

 

そして十四言霊を運用する段階にきて

親音と八父韻を起き上がらせるのが

ツの働きと言えると思います。

 

ツを分解するとTとウ。

Tは何かを始めるための勢いや弾み。

ウは五感的欲求。

「五感的欲求を満たし始めるための勢い」

と解釈できますね。

生まれてきた実感を体感覚で得るために

何かを始めようと起き上がって

潜在意識と顕在意識の間にある戸を

押し分けて出てくる十の言霊。

 

またカタカムナにおいて

ツには「集まる」の意味が

割り当てられています。

人が集まれば縁が繋がります。

繋がろうとする意志は

まさに十音が母音と

繋がろうとする意志ですね。

 

では次に天の吹男の神に参りましょう。

この神名の天は先天であり

潜在意識や集合無意識と

捉えて良いと思います。

 

無意識の世界から吹き付ける男(主体)と

単純に解釈できますが

一体何を吹き付けるのでしょうか。

 

それはもちろんツで出てきた

創造意志のイとヰが使う

八父韻の持つ創造知性ですね。

 

この神名が指月の指となる言霊はテ。

 

テを分解してみるとTとエ。

Tは何かを始めるための勢いや弾み。

エは道徳的・政治的欲求で

どれを選択すれば

もっと良い世界を創れるかという

意識の次元です。

その意識の次元で弾みをつけるのがテです。

 

八父韻の力動をどのような順番で

繋いでいくかということも言霊テの役割です。

 

実は言霊音図には五種類あって

ウオアエのどの次元に基づくかによって

異なる音図が形成されます。

 

ちなみに私たちに馴染み深い

アイウエオ・アカサタナハマヤラワの

五十音図は天津金木音図というもので

言霊ウの次元のものです。

 

言霊ウは上述しましたように

体感覚的に生きている実感を

得ようという次元なので

「自分さえ良ければ」という意識や

物欲に直結する意識とも言えます。

 

そのために奪い合いをしたり

競争をしたりもしてしまうのですが

そのおかげで文明や科学が

発展したという恩恵もあるのです。

これまでの時代の流れと

リンクしていますよね(^▽^;)

 

このテもカタカムナで読み解くと

発信・放射という意味です。

吹男のイメージと繋がります。

 

またフキヲのカタカムナ数霊は

72で一ケタにすると9で

この9はテにあたるので

やはり発信・放射の意味を持つのです。

面白くないですか?

 

嫁ぐという言葉がありますが

この言葉は実は親音・父韻の十音が

母音と半母音を結ぶことから来ています。

 

母音という土に

十音の種が掛かって

半母音の花や実となります。

 

十音が作る

十音が次々展開する。

言霊ツとテの存在をここに感じますね。

 

人間が嫁ぐ前には出会いがあります。

突然ツーッと現れて

手を差し伸べられて恋に落ちるみたいな

こんなイメージを私はしてしまいました(笑)

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今回も最後までお読みいただき

ありがとうございました(^▽^)♡

 

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