私たちは生きていると
本当にいろんな人や
いろんな事態に遭遇します。
そしてそのたびに
心地の良さ・悪さと
特に何とも思わないという
どれかを体験します。
特に何とも思わないのは
心に引っ掛かることが無いから
そのまま素通りできちゃうわけです。
「心地が良い」は
本来の自分であって
それを追求することが
幸福の道になります。
逆に
「心地が悪い」は
地球における体験版の自分。
この地球には
人間の歴史的に見て
報われなかった思いや未練
また後悔の念などが
たくさん渦巻いているはずです。
これらが発する波動は重く
決して高くないということは
私たちの感覚的に
わかることです。
郷に入っては郷に従え
と言うように
この地球に人間として生まれ
魂を磨くためには
この重い波動に合わせる必要があります。
そうするには
自分に対する無価値感と罪悪感という
言わばおもりが必要であったと
並木良和さんがおっしゃっていました。
これがあったからこその
世の中だったんだな…と思えば
私の心にはしっくりきました。
人生って
嬉しいこともあれば
そうでないこともたくさんあります。
そして
なぜだか嬉しいことより
そうでないことの方に
私たちの意識はとどまりがちです。
たとえば
今持っている豊かさより
「無い」
「足りない」
「失う」の方が
氣になったりしませんか?
これは
本来の私たちが
豊かさの中にあるからこそ。
本来の自分が
喜び・満足・感謝・豊か・成長であり
それが素の在り方だからこそ
まるで空氣のように感じてしまう。
でもその逆の状態は
本来の自分とは
かけ離れているために
氣がつきやすく
意識がそこに向かうのです。
服でも靴でも
自分のサイズに合っていれば
何も氣にならないのに
サイズが合わないと
心地悪くて
氣になるものですよね。
だから
私たちの意識は
良くないことに
向かいやすいのかもしれません。
そして
良くないことが解決され
良かったに変わると
喜びである
本来の自分に戻ります。
もしかしたら
本来の自分に戻るのが
楽しくてあえて
そうしているのかもしれませんね。
何か困ったことが起きた時
私たちはこれを解決しようと
いろいろ試行錯誤して
現状を変えようとします。
これまでの経験・体験から得た
知識・学びから
得策を引っ張り出そうとします。
これは言霊学で言うところの
オの次元。
このオの次元の上には
エという次元があって
これは道徳心というステージ。
今ある状態を引き受けたうえで
自分だけではなく
皆において
すべてにおいて
もっと良くするためには?という
発想が生まれる意識次元です。
ここに立つことができると
知恵や氣づきがもたらされます。
問題が起きたことを
良くないこととするのではなく
もっと良くするために起きたことだと
捉えることができたら
何かそれだけで
ちょっと氣分が良くなると思いませんか?
問題・障害・試練・困難は
乗り越えた先に
喜びを得られるもの。
だから
それらが起きた時は
本当はもっと良くするための
ラッキーチャンスであり
転機であるわけです。
困ったことが起きなければ
それ以上の進展成長は
期待できません。
この困った状態をクリアした時の
自分を想像してみましょう。
どんな氣分だろう。
どんな表情をしているだろう。
どんなことを言っているだろう。
おそらくその時は
清々しい氣分で
笑顔で
こう言っているに違いありません。
よかった(o^―^o)
私たちがふだん
口から放つ言葉は
実はこれから
どんな状態を望むのかという
オーダーになっていると言われています。
過去の自分をふりかえると
いつも「お金が無い」と
言っていたものです。
そして
それがオーダーとなり
「お待たせしました!
ご注文の『お金が無い世界』です。」
と言わんばかりに
その世界を創り出していたわけです。
思わず口をついて出る
言葉というのは
自分の中にある思い込みから
発生して発声されます。
だから私は
自分の中に存在する
「自分にはお金が無い」という
思い込みを外していくことを
意識しました。
その上でさらに
言葉に氣をつける。
今ある豊かさに氣づく。
1円玉だってお金。
財布に1円でも入っていれば
「お金はある」
これがわからない状態だと
いくら得られたとしても
不足感や欠乏感にとらわれるのです。
ダブルワークをして
収入が増えても
豊かになった感じがしなかったのは
このせいです。
話が大きく逸れてしまいましたが
どんな分野における問題にせよ
それが解決された時には
「よかった」になる。
この言葉を
今ここで言う。
今ここの自分が
全然良くないとしても言う。
よかった、よかった、よかった
よかった、よかった、よかった
ちなみに
言霊学的解釈で読み解いてみると
ヨ:記憶・経験・体験・情報を維持繁栄
カ:氣持ち・感情を掻き集める
ッタ:氣持ち・感情に勢いよく
弾みをつける
「よかった」と言うだけで
学んできたことを維持して
さらに繫栄させ
氣持ちを掻き集め
次に向かって氣持ちを一新し
また勢いよく新たに踏み出せる
…ということではないでしょうか。
「よかった」という言葉が持つ振動数が
自分の周りの空気を震わせ
それに見合った状態を運んでくる。
どんな状態を望むのか
テレビのチャンネルを
変えるように切り替える。
その決定権は
自分にしかありません。
先日こんな記事を書きました。
問題にとらわれず
それを乗り越えた先の自分に
今の自分を合わせてみる。
その方法のひとつとして
「よかった」を口ぐせにして
望む状態を引き寄せていきましょう。