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言霊学「子音創生」⑧~天の狭土の神・国の狭土の神・天の狭霧の神・国の狭霧の神とは~

今記事からは

大氣中を伝わってきた言葉が

聞き手もしくは自分の耳に入り

再び真名となっていく段階を

司る子音言霊の検証に入ります。

古事記の本文はこうです。

 

この大山津見おおやまつみの神

野椎のづちの神の二神ふたはしら

山野によりて持ち別けて

生みたまふ神の名は

あめ挟土さつちの神

次に国の挟土の神

次に天の挟霧さぎりの神

次に国の挟霧の神

次に天の闇戸くらどの神。

次に国の闇戸の神。

次に大戸惑子おほとまどひこの神。

次に大戸惑女おほとまどひめの神。

次に生みたまふ神の名は

鳥の石楠船いはくすふねの神

またの名は天の鳥船とりぶねといふ。

次に大宜都比売おほげつひめの神を生みたまひ

次に火の夜芸速男やぎはやをの神を生みたまひき。

またの名は火の炫毘古かがびこの神といひ

またの名は火の迦具土かぐつちの神といふ。

 

大山津見の神は音波を

野椎の神は霊波をと

役割を混同することなく

それぞれの機能を果たします。

音に氣を乗せて運ぶわけです。

 

この二神の働きで

言葉が耳の鼓膜に届いた時点からの

働きを司る言霊が次々に

生まれてくることになります。

 

まず最初に生まれたのは

天の挟土の神と

国の狭土の神。

「天の」はこれまで通りで氣・霊。

「国の」は音・体の機能です。

 

狭は狭い耳孔のことで

土は野椎の神の椎と同じで

鼓膜をたたく意味と

小笠原孝次先生も

島田正路先生も

ご著書で書かれています。

 

ただここであえてこの土を

使うことになったのか氣になります。

土という字の意味を調べてみました。

 

一番しっくり来たのは

「天に対して地上のこと」という意味。

放たれてきた言葉は

耳の狭い中を通り

鼓膜という地に着地したと

解釈することもできますね。

 

叩く側に対して

叩かれる側という意味の違いが

もしかしたらあるのかもしれません。

 

天の狭土の神の

言霊はラです。

進化・展開させる父韻Rが

感情次元のアにかかっています。

 

話し手の思いが言葉に乗って

螺旋を描くように聞き手の

感情面に入り込んでいきます。

 

カタカムナにおいて

ラは「場」です。

吉野信子先生のご著書

カタカムナ 数霊の超叡智: 数の波動を知れば、真理がわかる・人生が変わる!

ではこのように説明されています。

 

ラの「場」とは

圧力が解放されてゆくエネルギーの

渦を言います。

次々と何かを生み出します。

 

言葉に凝縮された話し手の

意図や思いのエネルギーが

聞き手の耳に届き

その圧力が解放されていき

新しい何かを生み出す場が

作られていくという感じでしょうか。

 

一人の思いは

他の誰かに聞かれて

異なるフィルターを通ると

一人だけでは思いもつかなかった

新しいアイデアが

生まれたりすることはよくあります。

 

このための土台のようなものが

出来上がっていく段階と

解釈してもいいのではないでしょうか。

 

一方の国の狭土の神の

言霊はサです。

浸透させる・鎮める力動の父韻Sが

感情次元のアにかかっています。

 

螺旋状に入り込んできた

話し手の思いを乗せた言葉が

聞き手の中耳で増幅されると同時に

感情次元に浸透していく

…ということでしょうか。

 

カタカムナでは

サは「遮り・差」です。

 

真っ平らで何の差も無いところでは

エネルギーにも動きは起きません。

しかしそこで

ある部分を持ち上げたり

または下に押し下げたりすると

反作用が働くので

エネルギーの循環が発生します。

 

鼓膜に届いた音は

聞き手の心に変化を起こさせる

可能性を持っています。

新たな何かが生まれるキッカケと

なり得るかもしれないわけですね。

 

このサという言霊に関して

言霊学的見解と

カタカムナにおける見解では

真逆の意味を持っているようですが

鎮めるに対して

差をつけて変化を起こすというのは

ある意味で終わり始まりのような

同じ地点のことを

指しているとも考えられます。

 

皆さんはどうお感じになりますか?

 

続いて天の狭霧の神と

国の狭霧の神に参りましょう。

 

狭は先の神々と同様に

狭い耳孔の中を指し

霧は言霊の振動が霧のように

さらに入り込んでいく様子を

表しています。

 

天の狭霧の神の言霊はロです。

進化・展開させる力動父韻Rが

知的次元のオにかかっています。

 

話し手から伝わってきたエネルギーが

聞き手の経験知的次元に

螺旋を描くように入り込んでいく

様子を想像することができます。

 

カタカムナでロは

「空間・抜ける」です。

 

ラは「場」でロは「空間」。

何かを創造するための

舞台が揃った感じがします。

 

もう一方の国の狭霧の神の

言霊はレです。

進化・展開させる力動父韻Rが

道徳的次元のエにかかっています。

 

聞き手の道徳的な部分に

話し手が放った言葉が

螺旋状に入り込んできます。

 

カタカムナではどうでしょう。

レは「消失する」という意味です。

 

サで差をつけて

平面のゼロの状態に動きを起こし

今度はレでその動きを

ゼロの状態にする。

 

話し手の意思が伝わり

聞き手の感情が動きます。

しかしその動き出した感情を

いったん鎮めてみることで

どちらにも偏らない中庸の立場から

全てのために最善の物事を

創れるようになります。

 

まだこの段階では

それらを脳内で検討するには

到っていませんが

それに基づく超ミクロ的な働きが

ここで行われているということを

これらの言霊は

教えてくれているのだと思います。

 

今回の記事を書いていて

ラサロレはこの画像のような

動きかなと思いました。

f:id:charlotte102:20220324163952p:plain

落ちてきたしずくが

話し手が放った言葉で

水面が耳の中と思ってみてください。

 

耳の中を刺激した言葉は

円形に場を作っていますね。

言霊ラです。

平らだった水面に

差が生じて波ができました。

これが言霊サ。

言葉が膜に落ちたことで

高低差ができ空間ができています。

これが言霊ロ。

そしてそれはやがてまた

静かな動きの無い平面に戻って

消失していきます。

これが言霊レですね。

 

私たちの耳に音が届く段階としては

振動した空氣が鼓膜を叩き

それを耳小骨で増幅させ

さらに奥にある蝸牛で

電氣信号に変換して脳へと

伝わっていくわけですが

野椎の神の言霊ヌが

鼓膜を叩く機能で

国の狭土の神の言霊サが

耳小骨で音を増幅させる機能。

国の狭霧の神の言霊レが

蝸牛で電氣信号に変える機能だと

考えられるのではないかと思いました。

 

言葉を聞く段階にも

本当に細かいステップが

あるにも関わらず

それらは刹那の速さで

行われているため

私たちが一つ一つ自覚するのは

とても難しいことですが

あらためてこのように考えると

身体の素晴らしい機能に

感謝の念が湧いてきますね。

 

今回も最後までお読みいただき

ありがとうございました(^▽^)♡

 

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