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言霊学「子音創生」⑪~火の夜芸速男の神とは~

今回で子音言霊が

すべて出揃います。

さっそく検証に入りましょう。

 

この大山津見おおやまつみの神

野椎のづちの神の二神ふたはしら

山野によりて持ち別けて

生みたまふ神の名は

あめ挟土さつちの神。

次に国の挟土の神。

次に天の挟霧さぎりの神。

次に国の挟霧の神。

次に天の闇戸くらどの神。

次に国の闇戸の神。

次に大戸惑子おほとまどひこの神。

次に大戸惑女おほとまどひめの神。

次に生みたまふ神の名は

鳥の石楠船いはくすふねの神

またの名は天の鳥船とりぶねといふ。

次に大宜都比売おほげつひめの神を生みたまひ

次に火の夜芸速男やぎはやをの神を生みたまひき。

またの名は火の炫毘古かがびこの神といひ

またの名は火の迦具土かぐつちの神といふ。

 

火の夜芸速男の神の言霊はンです。

ウの天之御中主の神から

続々と生まれてきた神々も

この神でちょうど五十番目。

これまでと違って

母音にも父韻にもかかっていなさそうです。

 

神名から検証してみましょう。

火は霊でここは言霊を指します。

 

夜は陽の照らない黄泉よみの国。

読みの国でもありその芸術と言えば

文字にあたります。

 

速は距離を束ねるように

速く進む様子を表しています。

文字にしてしまえば

一度に多くの人々に氣持ちを

伝えることができますよね。

実際に話して聞いてもらおうとすると

人々を一か所に集めたり

自分が一人一人の元に出向いて

そのたびに何度も話すという必要が生じ

時間も手間もかかりますが

一旦文字にしてしまえば

距離も時間も縮めることが

できるようになるわけです。

 

男という漢字は主体性を表しますが

「を」と読ませるということは

経験知識が目に見える状態となった

…という意味でこれも「文字」に

つなげることができます。

 

またの名である

火の炫毘古の神については

どうでしょうか。

 

炫という字には

見せびらかすという意味があり

思いを乗せた言葉を

文字にすることで

目から入力することができ

その言葉が脳内で再生される様子を

表しているのかもしれません。

 

毘は「助ける」という意味を

古は「祈る」という意味を持ち

文字によって思いを伝えることを

助けつつ祈る(意宣る)ということ。

毘古は彦で主体性をも表しています。

 

さらにもう一つの神名

火の迦具土の神はどうでしょう。

 

音だけで言うと

カグツチで書く土のことであり

文字を書く粘土板のことを指します。

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皇太子は立太子の儀において

壺切御剣で壺の封印を解き

壺の中から五十音が一つずつ書かれた

粘土板を取り出す(見る)ことで

皇太子として立つことを

内外に宣明します。

この時に使われる粘土板を

五十土いかづちといいます。

いかづちと言えば雷の別名。

雷は神成りとも取れます。

何か深くないですか😅?

 

迦という字は梵語とされていますが

成り立ちを調べてみると

十字路の象形と立ち止まる足の象形に

力強い腕の象形と

祈りの言葉を発する口の象形が

組み合わされてできた漢字ということが

わかりました。

意味としては「出会う・めぐりあう」です。

めぐりあった誰かや何かに

祈りの言葉の力を加えて

施すということでしょうか。

 

具は目的にそなえたモノという意味があり

土は粘土板のことを指していて

世界を統べるための言霊を文字とし

これを使って五十音図を形成するのに

役立てるということかと思われます。

 

カタカムナにおいてンは

「掛かる音を強める」

という意味を持ちます。

言霊を文字にすることで耳だけでなく

目も使うことができるようになり

確かに言霊の力を助け強めますよね。

 

先天言霊十七音

後天言霊三十二音

そして最後の神代表音文字一音

以上で言霊五十音がすべて出揃いました。

これで伊耶那岐と伊耶那美の

共同作業である子生みが終わりです。

 

最初に生まれたのは

天之御中主の神の言霊ウ。

そして最後に生まれたのが

火の夜芸速男の神の言霊ン。

ウで始まりンで終わる。

 

私たちは何かに同意し

何かを理解・承諾した時に

「ウン」と言いますよね。

これは単なる私の感想ですが

五十音の最初と最後の言霊を用いて

すべて承諾したという意味の

話し言葉「ウン」になるのかなと。

 

さて次回以降は

ここまで出揃った五十の言霊を

整理して運用していく段階に入り

さらに五十の神々が登場してきます。

 

五十の言霊を操作・運用して

理想の世界を創造するにふさわしい

精神構造を完成させるための手順を

これから出てくる五十の神々が

示しているわけです。

 

五十の言霊と五十の手順。

合わせて百の道理が完成します。

で餅。

百の道理で完成された人間の心の鏡。

それを表徴しているのが鏡餅です。

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言霊の原理は訳あって

世の中から隠されてしまいましたが

すっかり忘れてしまわないように

うまいこと仕組まれているわけです。

 

今回も最後までお読みいただき

ありがとうございました(^▽^)♡

 

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