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氣づきプレゼンターみきっぺのブログ♪

言霊学「子音創生」⑥~天の水分・国の水分・天の久比奢母智・国の久比奢母智の神々とは~

言霊学による古事記読み解きシリーズを

記事として書き始めてから

改めて思うことがあります。

 

自分の成長のためにと何かを学ぶより

誰かに伝えたいと思いながら学ぶ方が

断然得るものが多く

理解の度合いも大きく異なるということ。

 

物にしても知恵にしても

経験や体験にしても

活用しなければ意味はない。

 

自分の為だけと

出し惜しめばケチな結果しか得られず

出しきれば出し切った以上の何かが

得られるというのは本当なんだなと

改めて実感しています。

 

さてそれでは今回も右脳を全開にして

古事記の解釈を進めましょう。

 

この速秋津日子はやあきつひこ

速秋津比売はやあきつひめの二神

河海かわうみによりて持ち別けて生みたまふ神の名は

沫那芸あわなぎの神。

次に沫那美あわなみの神。

次に頬那芸つらなぎの神。

次に頬那美つらなみの神。

次にあめ水分みくまりの神

次にくに水分みくまりの神

次にあめ久比奢母智くひざもちの神

次にくに久比奢母智くひざもちの神

 

今回検証する四神は

「天の」「国の」というのが

頭に付いています。

ここでいうところの天は霊(氣・心)

そして国は体をそれぞれ表しています。

 

水分は読んで字の如くですが

みくまりというのは水配りのこと。

ミという音はMとイで

創造意志を適当で必要な現実のものに

結びつけようとする力動。

身・実・水・美・見などの漢字があります。

 

天の水分の神と国の水分の神では

配るミはミでも内容が異なります。

 

潜在意識・集合意識の世界から

脳内に飛んできたある思いの種。

それが心象となり

そのイメージがより具体化され

いよいよ言葉に組もうとするときに

本当に言葉として発するべきものなのか

その思いの真性を確認して

それでもその意志を結ぼうとする

なお一層の意欲を表すミと

実際に発声するために必要な分のミ。

 

天の水分の神の言霊はソです。

分解するとSという鎮める力動が

経験知のオにかかっています。

経験して学んだことを

腑に落としていく感じでしょうか。

 

私たちが「そうそう」など

ソで始まる感嘆詞を使うのは

あらかじめ知っていたことを

再確認できた時や

改めて氣づかされた時などに

使うことが多いですよね。

今初めて知ったようなことには

あまり使われないような氣がします。

 

天の水分の神は

言葉を発する心の真実性を再確認し

さらに押し出そうとする霊の意志を

しかるべきところに割り当て

配る機能を司っています。

 

ソはカタカムナでは「外れる」。

最初はピンときませんでしたが

カタカムナ 数霊の超叡智: 数の波動を知れば、真理がわかる・人生が変わる!

にはこう書かれています。

 

ソとは、母体から一部が外れることです。

(中略)

光が外れて移動することで、

情報を伝達しています。

 

ここを読んだら何だか分かった氣がしました。

私の中にあるイメージはこうです。

霊は見えないものですが

もし見えるとしたらこんなカンジかと。

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どうでしょうか?

 

次に国の水分の神の言霊はセ。

鎮める・浸透させる力動のSが

道徳的・政治的欲求次元の

エにかかっています。

 

自分の為だけではなく

人の為世の為という意識が

自分の中に浸透していくと

心は晴れ渡り

何とも清々しい氣分になると思います。

心を覆っていた雲(我欲)が消え

氣分的にスッキリすると

「せいせいした」と言いますよね(^▽^)

面白いです!

 

カタカムナではどうでしょうか。

セは「引き受ける」です。

外れたものを引き受けるということですね!

引き受けるのは言葉を発するために

必要な水分である唾液です!

 

水分を持たない生命は存在しません。

ということは逆に言うと

水分は生命を受け入れるものであり

生命そのものとも考えられます。

 

カタカムナ数霊でミズは-18。

マイナスは受け身を表していて

18は感じる・生命とあります。

つまり「感じさせられるもの」

「生命を受け入れるもの」です。

一ケタにすると-9で

「発信されるもの」

「放射されるもの」

また-9は0であり*1「そのもの」と

いう意味をも持っています。

 

水は本来もっとも純粋なもので

波動をそのままに受け取ります。

体は半分以上が

水分で構成されているので

いつも良い言霊を発していると

体の水に良い波動を与え

心も体も健やかになります。

 

その反対に愚痴や弱音泣き言ばかりを

言い続けていたらどうでしょう。

一番その波動を受け取ってしまうのは

相手ではなく自分自身になるわけです。

氣をつけなくては!ですね(;^ω^)

 

話を古事記に戻します。

 

次に出てくる二神にも

「天の」「国の」と付いています。

解釈としては先の二神と同様です。

 

では久比奢母智の漢字から検証します。

久は久しくで長い時間の経過を表し

比はそのまま比べるまたはの意味。

奢は贅沢や優雅という意味があり

母智は持ちの当て字?のようですが

母音の智恵とも取れますね。

まとめると…

長い時間が経ってから比べても

その霊の内容は豊かに持続するということ。

 

一度放った言葉は

それが失言であったとしても

引っ込めることができません。

どんなに後から詫びて訂正しようとも

聞いてしまった人が受けた心象を

リセットすることはできません。

このように考えると

言葉の影響力ってものすごいですよね。

 

天の久比奢母智の神の言霊はホです。

広げる・表面化させる力動のHが

経験知的欲求次元のオにかかっています。

 

ホォホォと鳴くフクロウは

知恵の象徴とされています。

私たち人間もナルホド!と思った時に

「ホォ」と言いますよね(笑)

自分の経験知的欲求や

知的プライドを刺激し

それが表面化する時に

出る音であることがよくわかります。

 

カタカムナではどうでしょう。

ホは「引き離す」です。

ソの外れようとする力動を

応援するかのようなエネルギーを感じます。

赤ちゃんが母体を離れて

生まれ出ようとするエネルギーと

それを手伝って取り上げようとする

エネルギーの関係性のようです。

 

国の久比奢母智の神の言霊はヘ。

広げる・表面化させる力動のHが

道徳的・政治的欲求次元の

エにかかっています。

 

「へぇ」と私たちが発する時の

心の状態を考えてみると

わかりやすいと思います。

 

知識としてただ入力するというより

それをどんなふうに応用できるかな?と

考えながら聞いている時に

出る声のような氣がしませんか?

 

カタカムナにおいてのヘは

「縁・外側」です。

内から外に向かう力動を感じます。

 

よって天の久比奢母智は

思いを言葉にして口から放った後も

持続し発展させようという意志を

国の久比奢母智は

発言するための体の機能が

今まさに発動する段階を

司っているということがわかります。

 

前記事と今記事合わせて

登場した八つの言霊クムスルソセホヘの

管轄の名前が佐度の島です。

charlotte102.hatenablog.com


 

復習すると

佐は助けるの意味で

度は渡すの意味。

思いを言葉にするのを助け

発言として外界に渡すのを

助けるための部署のようなもの。

 

この段階において

未だ鳴らなかった未鳴まな

心の真実の内容を

表現する言葉の真名となりました。

 

次回以降はこの真名が神名となって

外の世界に飛び出していく働きを

司る大倭豊秋津島の内容に入っていきます。

 

今回も最後までお読みいただき

ありがとうございました(^▽^)♡

*1:1から始まって9になるのは10という次の次元に進むことを意味しているので9はすなわち0と解釈します。

マイナスが付く数字は整数の9から引いた数字と同等とカタカムナでは考えます。

宇宙次元原理表のヒフミ九九算表には0~8までの数字しかありませんがこれは0が9であることを示しています。