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言霊学「子音創生」①~大事忍男の神・石土毘古の神・石巣比売の神とは~

ある瞬間ふと始まった自覚は

自分の内側にある心と

外側に映し出される現象とを

見比べながら自分というものを知り

外側に素晴らしい世界を創造していく。

 

その為に必要な意識と

その働き一つ一つに

付いているのが神の名です。

 

神とは自分の外側にいる

手の届かない存在なのではなく

一人一人の中に欠くこと無く

備わっている意識と働き。

 

素晴らしい世の中を創るため

備わっているこの機能を

意識的にフルに使いこなすのが

神として生きるということ。

 

前回までで三十二子音の指月の指となる

神々の宝座ができてきました。

 

古事記本文は次のように進みます。

 

既に国を生みへて

さらに神を生みたまひき。

かれ生みたまふ神の名は

大事忍男おほことおしをの神

次に石土毘古いはつちひこの神を生みたまひ

次に石巣比売いはすひめの神を生みたまひ

次に大戸日別おほとひわけの神を生みたまひ

次にあめ吹男ふきをの神を生みたまひ

次に大屋毘古おほやひこの神を生みたまひ

次に風津木別かざもつわけ忍男おしをの神を生みたまひ

次に海の神名は大綿津見おほわたつみの神を生みたまひ

次に水戸みなとの神名は速秋津日子はやあきつひこの神

次に妹速秋津比売いもはやあきつひめの神を生みたまふ。

 

子音のトップバッターとなるのは

言霊タでありその神名は大事忍男の神です。

どちらかというとイメージしやすい神名です。

大きな事を押し出す

陽的なエネルギーを感じます。

 

忍という字の成り立ちを調べると

刃というのは

弾力性があって強くした刀の"は"で

その字に心が付くことで

しなやかで強い心を表しているのだそうです。

 

しなやかな強い心で

大いなる言霊を操作し

大きなことを成し遂げよう!

ということでしょうか。

 

タは父韻チ(T)が母音アにかかって

できる音になりますが

父韻チは物事を始めるために必要な

勢いや弾みという力動でしたね。

そして母音のアは感情でした。

感じることを始めるための勢いが

私たちを誕生させました。

 

またアは吾でもあります。

吾という自我を感じるためには

肉体に宿り人生を

始める必要があるわけで

やはり誕生に至ったのです。

 

タのつく言葉を取り上げると

田・立つ・建てる・誕生など

何かを始めるまたは始まるという

印象があるものが多いように思います。

 

子音というのは私たちの意識上(後天)で

感じることができる意識と働きです。

 

潜在意識下の先天の部分が

後天の顕在意識上に上がってくるのです。

ミクロとマクロは繋がっていて

お互いに干渉しあっていることを考えれば

この言霊タは先天でのウと同様に思えます。

 

読み解きを前に進めましょう。

次に生まれたのは石土毘古と石巣比売。

この二神の頭に付く石は五十葉で

五十音言霊のことを指します。

 

土は培うという意味で

比古というのは彦で男性性を表し

要するに主体ということで

五十音言霊を使ってできるものを

広く養い育てようという意志で

言霊はトになります。

 

このトは十をも表していて

男性的エネルギーと言えば

イ・チイキミシリヒニ・ヰの

十音が思い出されます。

 

また巣には住処という意味があり

比売は秘めているの暗示で

女性的なエネルギーです。

五十音言霊の住処であり

その可能性を秘めている

…といった印象を受けます。

言霊はヨです。

 

トと同様にこのヨは四の意味にも通じます。

四で女性的と言えばウオアエの

四母音が思い浮かびますね。

 

この二神合わせてトヨとなるのですが

何か思い出すことは無いでしょうか?

トヨと言えば十四です。

イ・チイキミシリヒニ・ヰとウオアエ

もしくは

キシチニヒミイリ アイウエオ ワの

創造に必要な先天の十四音を

暗示しているのです。

 

母音は次元を表します。

ウは身体感覚的欲求の次元

オは知的欲求の次元

アは感情的欲求の次元

エは道徳的・政治的欲求の次元です。

 

この世界に現出している現象は

すべていずれかの次元が

ベースになっていて

どれにも基づいていないものはありません。

 

創造意志であるイ自体は

世の中に現れ出ることは無く

しかしながらこの意志が

四次元の根底で支えつつ

父韻の八種類の力動にも働きかけをし

創造する意志と力と働きを

持っているということです。

 

潜在意識の働きによって

誕生した自我の意識は

この十四の要素を使って

現象を起こして行くのです。

 

肉体をもって今を生きる私たちは

いわゆるパフォーマーです。

実現者であり表現者です。

 

この基礎中の基礎である

トヨを使ってより豊かな世界を

(富んでいる世とも取れますね)

創るために生まれてきたのです。

 

ウの意識が生まれて

タと誕生し

トヨを運用する。

 

カタカムナでも考えてみましょう。

 

ウは生まれ出る

タは分かれる

トは統合

ヨは新しい・陽です。

 

生まれ出て分けて(分析)して

分かったことを統合して新しくする。

つまり新しい世の中を創る。

 

これが現象として現れ出た

肉体を持つ私たちに課せられている使命で

大いなる言葉(十四言霊/トヨ)を操作して

大きな事をこの世界で成し遂げるということ。

 

ちなみにトヨと言えば豊の字が浮かびます。

この豊は分解すると曲がった豆になります。

曲がった豆とは勾玉のことを指します。

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この勾玉は組み合わさると

太極図になりますね。

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この図はカタカムナにおいて

ミクマリ図象(〇)につながっていて

陰陽を統合した生命体を示す

ウタヒの中心に置かれています。

ミクマリは水分を表しています。

 

私たちが言葉を放つ時には

同時に息を吐いており

水分も同時に空中に放っているのです。

息は自らの心と書きますよね。

 

何と言えばいいのかわかりませんが

何かしらのつながりを感じませんか?

 

そしてもう一つ。

奈良県の吉野山には水分神社があるのですが

ここで子授けを祈願した豊臣秀吉は

後に秀頼を授かって

現在の社殿はこの秀頼が

秀吉の遺志を継ぎ再建したと言われています。

豊との深いつながりを感じずにはいられません。

 

今回も最後までお読みいただき

ありがとうございました(^▽^)♡

 

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