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氣づきプレゼンターみきっぺのブログ♪

言霊学「於母陀琉の神」「妹阿夜訶志古泥の神」~表面化させたり待てよと煮詰めたり~

最初に何かのはずみで生まれた

意識の原初である言霊ウ。

これは何だ?という

自覚の分析が始まりました。

自らを分けるのが自分。

言霊ウからのあらゆる言霊の発生は

まさに己を分析するための

細胞分裂のような働きです。

 

今回の言霊学による古事記読み解きは

八父音の最後の指月の月である

二神について解明していくこととなります。

 

古事記において登場する順番は

以下の通りです。

 

次に成りませる神の名は宇比地邇うひぢにの神。

次に妹須比智邇いもすひぢにの神。

角杙つのぐひの神

妹活杙いもいくぐひの神

次に意富斗能地おほとのぢの神

次に妹大斗乃辨いもおほとのべの神

次に於母陀琉おもだるの神

次に妹阿夜訶志古泥いもあやかしこねの神

次に伊邪那岐いざなぎの神。

次に伊邪那美いざなみの神。

 

日本書紀において

於母陀琉の神は面足尊おもだるのみこととあり

この漢字から推測するに

表情が十分だと取れます。

 

人は何かの出来事を

目の当たりにした時に

その出来事がどういうことか

自分にどんな影響を与えるか

これからどのように

進展していくかなどということを

ほとんど瞬間的に判断し

その内容によって

言葉を発したり

表情を変化させたりなどします。

 

これが私たちの中の

自覚できない心のずーーーっと

奥の方でも同じステップが

踏まれていて順を追って

目に見える世界へと

映し出されているのです。

 

物事を自分なりに判断し

それを表情や言葉

また行動に繋げる働きをするのが

この神が指し示す言霊ヒとなります。

 

判断の結果に起きる感情や思考を

表面化するのが言霊ヒ。

笑い声がだいたい

ハ行なのはこれと共鳴している?

…からなのかもしれませんね。

 

そしてその対となり

反作用の働きをするのが

妹阿夜訶志古泥の神。

 

という字には

「曲がりくねって入り組んだ所」や

「奥まって隠れた所」

また「陰になって暗い所」

という意味があり

さらに続くも暗いことを指していて

言霊ヒの表面に対して

内面を指していると取れます。

 

かしこは「おそれ多くも」と

かしこまって慎んでいる様子です。

 

他人からの目には見えない

心の中で思っていることを

表面に出さないようにしている

…そんな感覚が伝わってきます。

 

何かの出来事を

目の当たりにした時に

いろいろに判断して

表面的に言葉や表情などに出す前に

これをそのまま表現したら

良くないのではないかと

躊躇する場合があったりします。

 

思ったことをストレートに

口に出す人も時にはいますが

これを言ったら相手を

傷つけるかもしれないと

言葉に出すのを

止めたりすることってありますよね?

 

それならどのような言葉にして

表現すれば

一番平和的だろうかなどと

心の中でいろいろ思考して

考えを煮詰めていくのが

言霊ニの働きとなります。

 

最後のは根とも取れます。

 

私は去年知ったのですが

切り花の茎からも

根って出てくるんですよね(^▽^;)

 

夫が切り花でもらってきた

みやこわすれの花が

花瓶に挿しているうちに

茎から根が出てきたのです。

それで土に植え替えたところ

見事に育ってくれています。

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種からじゃなくても根は出るし

植物は育つわけです。

 

これと同じことが

私たちの中でも起きています。

 

何かの事態を自分なりに

判断し把握したのと同時に

それならば…と新たな思考が

生まれてきたりすることです。

 

把握して表情の花が開く一方で

次なる思考の根が生えてくる。

 

これであやかしこねとなり

表面化する働きの前段階や

後段階で起きる言霊ニの働きを

表していることとなります。

 

図に表すとこんな感じです。

f:id:charlotte102:20220210152908p:plain

 

この記事で八父音が出揃いました。

創造意志である父音の

それぞれの働きを順に書き出すと

言霊チで弾みをつけて事を始め

言霊イでその動きを維持。

言霊キで必要な記憶や情報などをかき集め

言霊ミで必要な人脈や道具と結びつき

言霊シそれらを識別・整理して

言霊リでベースアップした自分を

さらに進化成長させて

言霊ヒで事態を

判断・把握して表面化しながら

言霊ニで思考をさらに煮詰めていく。

 

父音は創造意志そのもの。

この父音達が

どのようにして母音に

働きかけていくのかが

子生みに大きく

関わってくることになります。

 

子を産んでいく働きを

司っているのは親音であり

このくだりの最後に登場する

伊邪那岐と伊邪那美の二柱の神。

 

失敗をしながらも

次々と子を生んでいくわけですが

これがまたものすごく

面白いところなので

ぜひ次回以降をお楽しみにしてください。

 

今回も最後までお読みいただき

ありがとうございました(^▽^)♡

 

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