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言霊学「天津磐坂とは」~人生変えたかったらここに立ち返るべし~

最初に何かのはずみで生まれた

意識の原初である天之御中主の神(言霊ウ)。

これは何だ?という

自覚の分析が始まりました。

自らを分けるのが自分。

言霊ウからのあらゆる言霊の発生は

まさに己を分析するための

細胞分裂のような働き。

 

前回の記事では

伊耶那岐と伊耶那美はあえて

この宇宙の法則に反した方法で

子生みをしてみました。

 

しかしこれは決して

無駄なことではありません。

 

本当に大事なものを見失って

本当に大事なものを忘れてしまっては

骨抜きになってしまうということが

わかったわけですからね。

 

大事なものとは何でしょう。

それは宇宙の法則に沿って生きることです。

 

なのに現代を生きる人々の多くは

この宇宙の法則から大きく外れて

生きているように感じてなりません。

 

テレビをはじめとするマスコミの報道や

医者・政治家・宗教家・科学者などなどが

言うのを鵜呑みにして(ある意味信仰して)

持ち上げられたり落とされたり

右に左にと振り回されて

自分の中心軸を見失っている人が溢れ

まさに水蛭子と淡島が横行している

世の中に見えてならないのです。

 

しつこいようですが

自分とは自分を分けるもの

自分を分析して自分を知る者です。

 

誰もがそういう自覚を持って生きれば

外に救いを求める時代は終わります。

 

誰も何も何事も

自分を苦しめはしないし

逆を言えば

誰も何も何事も

自分を救いはしません。

 

自分を苦しめるのも

自分を救けるのも

すべては自分次第ということです。

 

私たちの根源は

天之御中主の言霊ウであり

そのことを忘れて生きては

我を見失って生きると同じなのです。

 

言霊ウは自分を知ろうと

ア(主体)とワ(客体)に分けたのであって

アとワに主導権を握らせては

宇宙の法則から外れてしまうということ。

 

誤りを知ることで

真実を知ることができるのであって

伊耶那岐と伊耶那美が

水蛭子と淡島を生んだのは

そういうねらいからです。

 

こうやって生きると

人って辛いんだ

苦しいんだということを

知った私たちは生き方を改め

後世に良い影響を及ぼすよう

方向転換するときを

迎えているような氣がしています。

 

言霊学を学ぶことで

心の宇宙の成り立ちと法則を知れば

多くの人たちが

もっと軽やかに生きられるようになると

私は強く信じています。

 

そんなわけで

前置きが長くなりましたが

今回も古事記の読み解きを

進めてまいりましょう。

 

古事記はこのように進みます。

 

ここに二柱の神はかりたまひて

「今、吾が生める子ふさはず。

 なほうべ天つ神の御所みもとまをさな」と

のりたまひて

すなはち共にゐ上がりて

天つ神のみことひたまひき。

ここに天つ神の命もち

太卜ふとまにうらへてのりたまひしく

をみなの先立ち言ひしにりてふさはず

 またかへくだりて改めて言へ」と

のりたまひき。

 

伊耶那岐(言霊イ)と伊耶那美(言霊ヰ)は

今生んだ子たち(水蛭子と淡島)は

子音になり得なかったので

ここはいったん十七言霊の原点に戻って

基本からやり直そうと再び検討に入ります。

 

太卜(=布斗麻邇)とは

五十音言霊の原理のことです。

フトマニと言うと一般的に太占と書き

それは占いとして解釈されています。

 

さらに占うという言葉の

本来の意味も

今とは異なっていて

ウラとは心のことで

ウラを合わせるでうらなうとなり

つまり表に現れた物事を

目に見えない心(裏)の側からも

合わせて検討してみようとするのが

本当の占うの意味なのです。

 

またフトは二十という意味でもあり

二十の言霊のことを指します。

これは陽的な父韻(TKSH)の

働きかけによって生まれる子音

つまりタ行・カ行・サ行・ハ行の二十音と

陰的な父韻(YMRN)によっての

ヤ行・マ行・ラ行・ナ行の二十音です。

 

ではマニはというと

これは世界のあらゆる宗教に派生しています。

仏教でいうところの「真似」

ヒンズー語の「マヌ」

聖書では「マナ(またはマンナ)」。

日本の言霊の原理が

西に向かって伝わっていったのです。

 

そのうちに物質文明を発展させるため

三千年ほど前から言霊の原理が

外国に持ち込まれることに

制限がかかり始めます。

 

そうして最終的に約二千年前に

崇神天皇により日本人の精神からも

隠されてしまいました。

 

神を崇める天皇。

つまり神の意識を

自覚できなくなり

神を自分の外に求め崇める時代に

入ったということですね。

 

ここで先天の十七言霊が

生まれてきた様子を図示します。

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言霊ウは心の宇宙に生まれた最初の意識。

ここからア(主体)とワ(客体)に分かれ

そして経験知のオと実践智のエが生まれ

その反映となるヱとヲも同時に生まれ

それらの知恵と智恵を活かすべく

それぞれの父韻が発生して

創造の実行者であるイとヰが

父韻をそれぞれに統括して

父音チキシヒイミリニが生まれたのでした。

 

この十七言霊のあり方は

天津磐境と言います。

先天の五葉坂の意味です。

先天の五つの言の葉(五母音)が

織りなす坂で天津磐坂です。

 

この原理を遠い昔

日本へ留学してきた伏羲が中国に

持ち帰ったのが易経であり

太極図はこの天津磐坂と同じ構造です。

 

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面白いですよね(^▽^)?

さて次回の記事では岐・美二命が

この基本中の基本である原理に立ち返り

再び後天の世界に降り立ち

改めて子音づくりに挑みます。

 

今回も最後までお読みいただき

ありがとうございました(^▽^)♡

 

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