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言霊学「島生み」⑤~伊豫の二名島とは~

最初に何かのはずみで生まれた

意識の原初である天之御中主の神(言霊ウ)。

これは何だ?という

自覚の分析が始まりました。

自らを分けるのが自分。

言霊ウからのあらゆる言霊の発生は

まさに己を分析するための

細胞分裂のような働き。

 

前回の記事では先天の十七言霊を整理すべく

まずは淡道の穂の挟別の島という

原初の意識である言霊ウの

宝座となる島を生みました。

 

ここからは一氣に残りの十六言霊の

宝座となる島が生まれてきます。

 

古事記は次のように進みます。

 

次に伊豫いよ二名ふたなの島を生みたまひき。

この島は身一つにしておも四つあり。

面ごとに名あり。

かれ伊豫の国を愛比売えひめといひ

讃岐さぬきの国を飯依比古いいよりひこといひ

あはの国を大宜都比売おおげつひめといひ

土佐の国を建依別たけよりわけといふ。

 

伊豫の二名島とは

言霊ウの次の段階である

言霊アとワを締めくくる島です。

言霊アの神名は高御産巣日の神

言霊ワの神名は神産巣日の神でしたね。

二つの神名で二名となります。

 

イヨはイの予めという意味です。

言霊イ・ヰは言霊ウが主体と客体に

自らを分けたことから始まったので

イの予でイヨとなります。

 

身は一つというのは

アとワというのはそもそも

ウを分けたものであって

アとワでウですから

この一つの身は言霊ウを指します。

 

さらに面四つというのは

アはオとエに

ワはヲとヱというように分けられて

四つの性質を持っているということを

示しているわけです。

 

伊豫の国の愛比売は

エを秘めているという意味です。

エとはこれまで経験してきたこと(オ)の中から

良い世界にするにはどうしたものかと選ぶ

道徳的な次元で実践智です。

つまりエを秘めているのはオということです。

 

次に飯依比古の比古とは男の意味で

主体と客体のうちの主体を表します。

イヒとはイの霊(イの次元)で

依るは選るつまり選ぶです。

創造意志を持って何をどう選ぶかなので

これは言霊エのことを示しています。

 

次に大宜都比売は大いに宜しい都を

秘めているということです。

大いに宜しい都とは

とても素晴らしい世界であり

この世界を創る可能性を秘めているのは

オの経験の中にあるわけで

オが現象となって現れるのは

現象世界のヲの世界です。

つまり素晴らしい世界を創る可能性は

ヲの中に秘められているという意味で

ヲが大宜都比売となります。

 

そして最後に建依別ですが

タケは田の氣であって

これは言霊五十音図の氣。

言霊を実践智で選んだものが

ワの氣(客体)で現れ出る世界は

言霊エの客体であるヱであり

つまり建依別は言霊ヱということです。

 

ちょっとややこしいですが

例えばこれを人間に置き換えて

考えたらどうでしょうか?

 

私たちには生みの親がいますね。

その一組の親から子が生まれます。

この子は両親からあらゆるものを

引き継いで生まれてきますが

親とは異なる存在です。

さらにこの一組の親から何人生まれようと

100%同じ子というものは生まれません。

 

双子などでとても似ていたとしても

似ているというだけで

全く同じということはありません。

 

でも同じ両親を持つ兄弟姉妹であり

これは「きょうだい」という一つに

くくられます。

 

そしてその子たちはやがて

結婚し子を生む可能性を持ちます。

そこで生まれてきた子たちはまた

当たり前ではありますが

血が繋がっているというだけで

それぞれに別の個性を持っているわけです。

 

別々だけど元の親の性質を

それぞれにそれぞれのバランスで

持ち合わせていることも

間違いのない事実ですよね。

 

私はパッと見が母親似ですが

父親に似ている部分もありますし

弟や妹と似ている価値観もあれば

全く異なる趣味嗜好をそれぞれに

持ち合わせていますし

顔は似ていないのに声は似ているとかがあって

そんな私が生んだ二人の息子も

また然りなわけです。

 

一見はわからないけど

血縁という繫がりがありながら

それぞれにそれぞれの性質を活かして

皆それぞれの役割を果たしています。

 

伊豫の二名島のアとワは

ウから生まれたもののウではなく

でもウと全く関係が無いわけでもない。

 

そしてオ・エ・ヲ・ヱという

次の次元を生み出す可能性を

持ち合わせていることを面四つとして

表現しているのですね。

 

ちなみに伊予の国と言えば愛媛県。

讃岐の国と言えば香川県。

阿波の国と言えば徳島県。

土佐の国と言えば高知県ですが

言霊学の本によると

実際の四国と国名と言霊の因果関係は

まだよくわかっていないと書かれています。

 

せっかくなので久しぶりに

カタカムナの見方で言霊が持つ

意味や性能から検証してみましょう。

 

伊予については

イは「陰」で「伝わるもの」であり

ヨは「陽」で「新しい」です。

陰陽を表していて数霊は9です。

伝統を新しく生まれ変わらせるような

イメージがあり

魂の輪廻転生をも思わせます。

 

讃岐はどうでしょう。

飯依比古で言霊エのこと。

サヌキはカタカムナで読み解くと

サは「遮り」

ヌは「突き抜く」「貫く」

キは「エネルギー」「氣」

合わせて遮りを貫くエネルギーです。

経験してきた記憶(オ)の中から

素晴らしい世の中を創るための

智恵を選りすぐって

オの枠を突き抜けるエネルギーと

捉えることができますね。

 

続いて阿波(粟)の国は

大宜都比売で言霊ヲでした。

アは「感じる」「生命」

ハは「引き合う」です。

感じて引き合うもしくは

生命が引き合うとなります。

 

感じる実体また生命とは自分です。

その自分の中にも

いろいろなキャラがあるため良くも悪くも

世界を創り出す可能性を含んでいるという意味で

ヲとの繋がりを何となく感じることができます。

 

そして最後に土佐ですが

土佐は建依別で言霊ヱ。

トは「統合」でサは「遮り」。

あらゆるものをうまくまとめ上げて

締めくくった世界というように

考えることもできそうです。

 

またカタカムナの数霊を調べていると

面白いことがわかりました。

イヨの数霊は9でエヒメは54で

一ケタにすると5+4で9。

トサが45で一ケタにすると4+5で9

アハが60で一ケタにすると6

サヌキが96で一ケタにすると6と

9と6に二分できるのです。

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ちなみに数の意味は

9が発信・放射であり

6は受容・需要です。

対になっているイメージありますよね?

 

さらに言うと

一ケタの数字の一番大きいのは9ですが

九進法で考えると9=0であり

サヌキは06と捉えることもできます。

するとアハが60

  サヌキが06

  エヒメが54

   トサが45

…というように数字が交差しているのです。

言霊もオ・ヲとエ・ヱが交差しています。

これは単なる偶然でしょうか?

 

ちなみに図の中の①~④は

古事記の中に出てくる順番です。

時計回りに出てきたんですね。

 

四国、奥が深そうです。

もし何か氣づきなどあったら

お教え願いたいです。

 

今回はここまでです。

最後までお読みいただき

ありがとうございました(^▽^)♡

 

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