ちょっと恐ろしげなタイトルになってしまいましたが、
昨日の記事の暗示というキーワードから、
私が思い出したのは、数年前にテレビで見た、
ノーシーボ効果実験のことでした。
ノーシーボの対義語はプラシーボ。
意味はというと…
プラシーボ効果とは
薬理作用のない薬だが、それがよく効くと思い込んでいる人には、病気が快方に向かったり治癒したりする効果。
ノーシーボ効果とは
それ自体に病気や疾患を引き起こす原因は無いにもかかわらず、たまたまそれに伴うようにして起きた体の不調をその食品や薬、また行為に結びつけてしまい、同じスイッチが入ると、再度、同じような体の不調をきたす効果。
どうしてこのような現象が起きるのでしょうか。
催眠術って昔テレビでよく観たものですが、
あれは完全に顕在意識の働きを弱らせ、
潜在意識に直接働きかけているものなんですね。
潜在意識にできないことはないので、
「あなたは犬です」と言われれば犬にもなりきるし、
「ナポレオンです」と言われれば人格まで変わってしまうというのです。
それだけ潜在意識には良し悪しにかかわらず、
暗示をそのまま受け取ってしまうという性質があるのです。
それで話を元に戻しますが、
ノーシーボ効果による実験で実際に人が死んでしまったというお話。
第2次世界大戦中のオランダ。
ブアメードという死刑囚に行われた人体実験。
彼は目隠しをされ、手足も拘束された状態でベッドへ寝かされます。
彼に伝えられた実験内容は、
「体重の10%の出血量で人は死ぬといわれているが、
それは間違いだということを証明したい」というもの。
この実験がうまくいけば、
刑務所から出してもらえるという条件に彼はのってしまいます。
そして始まる実験。
まずは足に少しメスを入れて「切られた」という感覚を味わわせます。
そして、血がポタポタ滴り落ちていると思わせるよう、
ベッドの下のバケツに水が落ちるような仕掛けをしていただけで、
実際に彼は出血などしていません。
しかし、見えない状況に出血していると思わせる音や、
医師たちの話し声。
これにより、彼の顔色はだんだんと悪くなり、
脂汗をかきはじめ、
最終的には死んでしまったのです。
つまり思い込みだけで死んでしまったということです。
人の寿命はだいたい80年くらい。
30代中盤くらいから中年太りになったり、
白髪が生えたりして、
成人病のリスクが高くなる。
40代になれば老眼も始まって、
更年期障害、腰痛、肉体疲労…。
人生は、
そんなもんだという暗示にかかっているだけに
すぎないんだとしたら…。
本来、人間の寿命は120年くらいあると聞いたことがあります。
だけど通説を信じる人が多く、
それなりのお年頃になると、
それなりの症状が現れてくる。
でもこれは単なる暗示。
それを信じている人が多いし、
実証する人も多いから、
その効果たるや絶大です。
このように
ノーシーボ効果は恐ろしいものですが、
逆に考えれば
プラシーボ効果を使って、
良くすることもできるわけですから、
こっちを使わない手はないですよね。
何か食品を使うのもいいし、
お守りのようなものにも
効果を期待できます。
しかし、催眠術を思い出してください。
何も物なんか使わなくても、
アファメーションという
言葉の魔法で十分なんです。
ここに「マーフィー眠りながら成功する㊤」
に書かれている、とても効果のある
アファメーションを赤文字で引用して載せますので、
現在、健康上の悩みを抱えている方は、
ぜひ試してみることをオススメします。
私の肉体とその器官は
すべて私の潜在意識の中にある無限の知性によって作られたものです。
潜在意識はいかに私を癒すか知っています。
その知恵が私の器官、組織、肉体、骨のすべてを作りました。
私の内なるこの無限の治療者は、
今や私という存在のすべての原子を変えて完全に治癒させてくれています。
現在、治癒が起こっていることを私は知っており、それに対して感謝します。
私の内なるかの創造的知性の働きはすばらしきかな。
マーフィー自身は、
これを1日に2~3回、約5分間ずつ声を出していうことを続け、
3ヶ月で悪化する一方だった悪性の皮膚病を治したといいます。
顕在意識の働きが弱まる就寝直前や起床直後だと
潜在意識に届けやすかったりします。
この特性を生かしてみるのもいいですね。
それでは今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました(o^―^o)ニコ