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氣づきプレゼンターみきっぺのブログ♪

バビロンの大富豪 第三話

バビロンの大富豪を私が初めて知った時、

まずはYouTubeでオーディオブックを探しました。

ただで聴けるのですから本当にありがたい。

でもなぜか、

第三話だけはいろいろ探しても、

見当たりませんでした。

 

「こんなに探しても無いって何で?」

 

そう思えば思うほど、

どんなお話なのか気になって仕方なく、

結局本を購入しました。

さて、第三話にはどのような物語が書かれているのでしょうか。

 

 

まず、冒頭にはこうあります。

 

幸運な人間であったとしても、その幸運の限度を知っている者は誰もいない。

ユーフラテス川に放り込まれたとき、

手に真珠をつかんで浮かび上がってくることがあることをだれが想像できようか。

                       ~バビロニアの諺~

場所は王の宮殿や空中庭園、神々の神殿と並んで

重要とされる学びの神殿。

ここでバビロンで最も裕福とされるアルカドが、

壮年の男たちを中心に

「幸運を引きつける方法」

について話し合っていた。

 

幸運の女神の恩恵を受けた者はと問うと、

誰も手を上げない。

では幸運の女神とはどこにいるのか。

すると「賭博場ではないか?」という声が。

しかし、

アルカドはこう諭した。

「かのありがたき女神が個々の人間の競馬の賭けに、

 いちいち大きな関心を払うと、

 どういうわけで思われるのですかな。

 私にとって、かの女神は愛と高潔の女神で、

 救いを求めている者を助け、

 ふさわしい者には報いを授けることを喜びとされる神です。」

つまり、

幸運の女神が金を稼ぐより

失うことのほうが多い賭博場にいるわけがないと。

幸運の女神は儲けを出すために努力を惜しまない者にこそ微笑むが、

賭博の場合には状況はまったく逆転すると。

 

なぜなら、賭博場というのは、

どう考えたって胴元が儲かる仕組みになっているからです。

でなければ、賭博場というものは成立しませんよね(;^ω^)

でも時に、大金を稼ぐこともあるでしょう。

これこそが、賭博の甘い罠。

ここでいくら儲けようと結局は価値としては長続きしません。

なぜなら、多くの人がそのお金をまた

賭博に使ってしまうからです。

 

 

 

これは斎藤一人さんも言っていますが、

宝くじ的なラッキーで大きな財を成し、

立派に成功したという人はいないと。

ギャンブルにお金を使ってしまうのは、

お金を大事に思っていない証拠。

ほぼほぼ負けるとわかっていて、

お金を使うわけですし、

もし一時的に儲けたとしても、

また同じところに置いてきてしまうのですから。

胴元のために尽くす奴隷のようなものですね。

 

またこういった話し合いも持たれました。

「実際に幸運の女神が与えてくれたチャンスをみすみす逃してしまう」

ということに関して。

せっかく訪れたチャンスを目の前に躊躇し、

そのタイミングを逃すと、

あっという間にチャンスはほかの誰かのところに行ってしまう。

 

例えばこんなお話が。

若い時に大きなチャンスを逃し、

息子を育て上げた今も、

まだ成功への道を歩き始めてもいないという父親が、

これは大きなチャンスだから、

収入の十分の一をある事業につぎこめと、

息子に投資話を勧める。

だが、息子はどうしても乗り気になれず、

タイミングを逃す。

するとその事業は、

誰にも想像がつかないほど大きな利益を上げた。

 

もうひとつはこう。

ある家畜の仲買人の話。

ラクダを探す旅に出たものの、

がっかりして街に戻ると、

市の門が閉ざされていた。

しかたなく、

門の前で一晩を明かすことにしたところ、

ひとりの年老いた百姓が、

「最高質の羊をひと群れ買ってほしい」と近づいてきた。

しかし、大きな群れであることは何となくわかるものの、

あたりは真っ暗で、

実際に羊の数を数えることは難しかったため、

翌朝に数えてから金を払うとした。

それでも百姓は急ぐ用があるため、

せめて今のうちに三分の二を支払ってほしいと提案するも

それを受け入れなかった。

すると、翌朝、市の門が開き、

四人の仲買人が飛びでてきて、

あっという間に百姓から羊を買い取ってしまった。

結果的に百姓は最初に提案した金額の三倍のお金を手に入れ、

家畜の仲買人はみすみすチャンスを逃したというお話。

 

正直、人間生きていると、

だまされたり、だまされた話なんかを耳にすることが多く、

美味しい話に乗り切れないということはありますよね。

「うまい話は無いと思え」みたいな教えもありますし。

だけど、失敗してもいいから、

乗ってみるという行動力が必要だということでしょうか。

本にもこうあります。

「良い商談を逃してしまっているその元凶は、

 断固たる決意で迅速に行動することが求められているときに、

 不必要にぐずぐずする習癖にある」と。

 

すべての人にチャンスは訪れる。

しかし、幸運の女神がほほ笑むのは行動する人だけということですね。

 

ちょっと長くなってしまいましたが、

このお話でいろいろ考えてくださる方がいたらいいなと思います。

今日もお読みいただきありがとうございました( ❁ᵕᴗᵕ )